一戸建て分譲住宅に求める資産価値(愛媛県/消防官/60歳/女性)

私は愛媛県に住む60歳の消防官です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建て住宅は分譲でも注文設計でも高額な出費を伴いますので、購入時の資産価値を長く保ちたいと考えるのが普通です。建物は築年数により経年劣化が起こるため価値は下がり続けますが、土地の価格は変動しにくいという特徴があります。もちろん周辺で利便性を高める開発行為があれば地価が高騰しますが、一般的には普遍的な価値を持っていると言えます。資産価値を維持していくには購入した建物だけでは不可能ですから、地域全体での取り組みが必要になってきます。地域全体が独自のルールを設けることにより街並みに統一感やイメージを植え付けることが可能ですが、これを建築協定と言います。建築協定は住民が率先してルールーを決め運用していくことを言います。


建築協定では地域が一体となってルールを決めて住環境を高めることを目的としていますが、ルールに関しては地域によって異なるのが基本です。建物のデザインやカラーに制限を持たせ統一感のある街並みにすることも可能ですし、庭には木を植えたり塀や柵を設けない開放感のある街並みを目指す協定もあります。建築協定によって目的を達成している地域では、地域全体の価値が高まるため個々の建物に関しても資産価値を高める効果があるのです。一戸建て分譲住宅を購入する際には立地条件や周辺環境なども重要ですが、建築協定の有無も資産価値を決める要因になってくるのです。分譲住宅では建築協定に関して必ず説明がありますので、協定の有無は簡単に把握することが可能です。