一戸建て内覧会のチェックポイントについて(愛媛県/新聞記者/70歳/男性)

僕は愛媛県に住む70歳の新聞記者です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


内覧会とは、未完成の新築マンションや建売住宅を購入した場合、引き渡し前に完成した建物の施工状態をチェックする手続きのことをいいます。注文住宅でいうところの「施主検査」と同じです。念入りにチェックして、契約内容と違ったり、施工不良などがあった時には、この段階で修正してもらいます。指定通りに直るまでは、契約条項の履行がないものとして、残金を支払わないようにしましょう。内覧会では、「建物を確認しました」といった意味合いで書類にサインをします。このサイン以降、建物の引き渡し後で大きな不具合や問題について、基本的に売主に責任を問うことはできません。なお、完成済みの建売住宅を販売する時、現地を案内することも「内覧会」といいます。


内覧会は、残高金を渡す前に行うことができる、契約者による物件チェックの最終関門です。しっかりとチェックしましょう。では、一戸建ての内覧会でのチェックポイントをご紹介します。まず立ち会い前に、契約書・図面・仕様書・各種保証書・工事中の写真などの書類を準備します。必要書類については売主にご相談下さい。次に、立ち会いでのチェックポイントは、まず契約書・図面・仕様書どおりに施工されているかです。次に、地盤の状況をみます。造成した土地に建てた場合は、要チェックです。地盤が沈んでいないか、基礎や外壁にクラック(ひび)が入っていないか入念にみて下さい。次に、床下・天井裏もしっかりと見て、構造の状態を判断してください。つぎに、壁・床・建具などに、キズ・ムラ・汚れ・建付けの不具合がないかを見て下さい。インターネットでも立会いのチェックポイントが見られるので、事前に学習されることは有益です。