一戸建て住宅ローンの現状(宮崎県/経営者/56歳/女性)

私は宮崎県に住む56歳の経営者です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


この数年間で、住宅ローンを取り巻く環境は激しく変動してきました。住宅金融公庫が住宅金融支援機構に変わったり、今まで変動金利の利用者が圧倒的多数であったのに、最近では固定金利の利用者が増えたりしています。また、モーゲージバンクの出現によって住宅ローン競争を一層激しいものへとさせていますが、これは住宅ローン商品の矢継ぎ早な商品開発によって金利・付加価値の競争によってもたらされています。こういった現状は利用者には、より有利な商品選びをするためのチャンスになりいいことではありますが、その反面、これらのサービス商品の多様化・複雑化によって利用者がどの商品が自分に適しているのかを判断するのが難しくなっている側面もあります。


今の住宅ローンには特色が様々ありますが、金利だけでは競争するのが難しくなったため、付加価値をつけることで特徴を出そうとする方向にシフトしており、その代表的なものが保険付きの商品です。このサービスは、団体信用生命保険に加入する仕組みで、例えば、一戸建てを購入した借入人に万が一のことがあった際、遺族にローンが残らないように残高が保険で返済されるという大変メリットがあるサービスになります。また、現在は中期固定型(5~10年程度の固定金利)で、できるだけ長い期間の固定金利を意識する利用者が増えました。以前は、変動金利や短期固定型が主流でしたが、不動産会社が率先して勧めていたことが影響していたためであり、金利上昇が報道されるようになると利用者の意識も大きく変わっていきました。