一戸建て住宅の耐用年数について(山梨県/柔道整復師/46歳/女性)

私は山梨県に住む46歳の柔道整復師です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建て住宅の税務上の法定耐用年数について、ご紹介します。法定耐用年数は、木造住宅の場合には22年、鉄骨造住宅の場合には、鉄骨の厚さによる違いがあり、19年~34年となります。鉄筋コンクリート造住宅の場合には、47年となります。これらは税務上の年数であり、実際の不動産取引上においては、一戸建て住宅の場合、新築後10年程度経過すれば、建物自体の価値は、ほとんどないものとして取引されるケースも多いのが現状です。つまり、建物の価値は、年数経過で日々減少していき、価値として残るものは、ほとんど土地だけということになるわけです。住宅ローンの残高も減りますが、それとともに購入した一戸建て住宅の資産価値も、減少していきます。


一戸建て住宅の「寿命」と「耐用年数」と「使用可能年数」は異なります。建物の寿命とは「残存率が50%を切る年数」であり、耐用年数とは「税制における減価償却年数」であり、使用可能年数とは「その建物が住居の用をなす」ということになります。建物の「寿命」でいうと、木造の住宅の寿命は、47年ということになります。2000年の建築基準法の改正により、現在の建物は耐震性・耐久性において、「200年住宅」といっても過言でないほど良くなっています。新築一戸建ての使用可能年数は、60年以上は確実にあるということになります。35年の住宅ローンが完済しても、住宅にまだまだ住めるということです。しかし、そのためには、メンテナンスをしっかり行うことが重要となります。