一戸建て住宅の大規模分譲地(兵庫県/ゲームライター/44歳/女性)

私は兵庫県に住む44歳のゲームライターです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


広大な土地を造成して、多数の一戸建て住宅を分譲する大規模開発があります。地主の相続人が相続税の納付のために手放した土地、あるいは企業が社宅を取り壊して空き地として売却した土地などを、分譲住宅として不動産会社が開発する場合などが該当します。このような分譲地は、行政の許認可を得ながら道路や公園を敷地内に作り、区画を整理して売り出しますので、整然と家屋が並んだ美しい分譲地になります。不動産会社としては、少しでも宅地を増やして売れる土地が多い方が良いのですが、環境が良いことや道路が広いことも一戸建て住宅の販売では重要な要素の一つになります。したがって、販売できない土地ではあっても広い道路や公園も整備するのです。


このような土地に大規模開発された一戸建て住宅は、道路付けが良く公園などの環境も整っている上に、建物価格が比較的安くなっているケースが多いです。多数の住宅を同時に建築しますので、重機などの台数も少なくて効率に工事ができますし、人件費も節約できます。外観などは住宅ごとに異なるように建築してあっても、基本的には同じような仕様の建物を建築しますので、資材の調達などの面でも規模のメリットが出せます。そのようなことから不動産会社にとっては、利幅の大きな販売であり、購入者にとっては価格の割安な物件ということになって、双方にメリットがあるのです。住宅の向きや分譲地内における場所によって価格に差はありますが、ほぼ同水準の価格の一戸建てが販売されることになります。