一戸建て住宅の値引きと担保の関係(埼玉県/CMディレクター/45歳/男性)

僕は埼玉県に住む45歳のCMディレクターです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建て住宅が中古物件として販売されている時には、不動産仲介業者に依頼して登記簿謄本を見てみると値引きが可能になる場合があります。銀行などの担保が設定されている物件であれば、融資を受けていることは確実であって、その融資の返済のために物件を売り急いでいる可能性があるからです。複数の担保が設定されている場合には、返済に困窮して任意売却をしている可能性もあります。担保の権利者が競売を申し立てるような状況になって、その前の任意売却を進めている可能性もあります。売り急いでいる物件は、少しくらい値引きをしてでも売却をしなければなりません。特に、任意売却の場合には担保の権利者から期限を切られている場合もあります。


不動産の仲介業者は売主の細かい事情までは開示してくれませんが、登記簿謄本を見ると推測できる場合もあるのです。相手の足元を見るようですが、購入する側からすると少しでも安く買いたいのは当然のことです。値引き交渉をしてみる価値はあります。もちろん、担保の設定があれば、全て借入の返済のために売却を急いでいるというわけではありません。引っ越しや買い替えで売却することもあります。しかし、購入から比較的短期間の売却で、担保が複数設定されている物件は格安で購入できる可能性があります。一戸建ての中古物件の場合には、土地の価格が大半であって、土地は路線価や公示価格があり、簡単には値引き交渉ができませんが、可能性があれば試してみるべきです。