一戸建て住宅の価格の決まり方(秋田県/モデラー/67歳/男性)

僕は秋田県に住む67歳のモデラーです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建て住宅の価格を決める要素は複数あります。まず第一の要素は土地の広さです。一戸建て住宅の場合はマンションやアパートとは異なり、建物自体の広さより占有面積となる土地の広さによって決まります。例えば100坪の土地の上に10坪の小さい建物が建っている物件と、50坪の土地の上に40坪の大きな建物が建っている一戸建て物件では、建っているエリアや諸々の条件が一緒なのであれば前者の方が価格は高いケースが多いです。これは前者の方が購入者が自由に使えるスペースが多い事に起因するものです。このように、一戸建て住宅の場合は、建物の広さより土地の広さによって価格に大きな違いが生じる点については留意しておく必要があるでしょう。


一戸建て住宅の価格を決める第二の要素は、公道へのアクセスの良し悪しです。公道に面している物件の方が価格は高く、逆に他の住宅に囲まれていて公道へのアクセスが悪いような物件は安い傾向にあります。第三の要素は、建物の作り方です。戸建て住宅には分譲住宅と注文住宅の2種類がありますが、分譲住宅の方が注文住宅より安い傾向があります。これは戸建て住宅は不動産販売会社が同じ設計で大量に住宅を建設するため、規模のメリットにより資材の調達が安く行えるため、最終的に購入者に安く住宅を提供する事が出来るのです。逆に注文住宅の場合は設計から資材の調達まで、すべて購入者の要望に応じて一つ一つ行わなければならないため、大量注文によるコストダウンが出来ず、高くなってしまうのです。