一戸建て住宅が南向きであることは重要か(茨城県/システムアドミニストレータ/57歳/男性)

僕は茨城県に住む57歳のシステムアドミニストレータです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建て住宅の価格は、その向きによっても決まってきます。具体的に言えば、同じ立地や広さの場合、南東であると加点、北西であると減点といった具合に評価額が算出されます。一戸建ての住宅が南向きであるという時は、住宅の南側が道路に面しているということを指します。一般的には、南向き住宅は日当たりや通風に優れるといったメリットがあります。日当たりや通風は、建物には大敵となりうるカビの発生も抑えられると言えますし、評価過程で加点されるのは理解できます。しかしこれは、あくまでも業界や課税する自治体がそれぞれの目的や便宜のために採用しているルールです。必ずしも自分たちが購入する住宅にあてはめる必要はありません。


また、南側の道路の幅や、その道路を隔てた隣家の階数等によっても、日当たりは変わってきます。自分たちが購入した時には南側道路の向こう側が駐車場で日当たりが良かったのに、その後3階建ての住宅が建って日照が大幅に減った、というケースもあります。大切なのは、道路の規模(幅)と、その向かい側に何が建っているか、将来何を建てられる土地か(用途などを調べます)、といった点です。また、昼間の時間帯に家に居るかどうかも影響します。さらに、南向き住宅の場合、北向き住宅の日照を遮らないようにとの配慮から、建物を建設できる範囲に制限があることも念頭に置いて、南向きであることがどの程度自分たちの住宅選びにとって重要かを検討していくべきでしょう。