僕は奈良県に住む53歳の入国警備官です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建てを購入する場合の頭金は、一般的には購入価格の2割程度必要といわれています。意味としては後の8割は住宅ローンの借り入れで費用は賄うということになります。しかしこれだけではなく売買代金代金以外にも色々な費用がかかってきます。これを1割と見積もると手持ち資金は3割必要になって来ます。しかし大都市圏においては将来住宅価格の値上がりが懸念され、景気回復とともに金利の上昇も見込まれるので、資金を用意しているうちに購入コストがそれ以上に上がることも予想されます。よって最近では不動産販売会社によると、自己資金ゼロで購入する顧客も増えているという話を聞きます。しかし住宅ローンは30年や35年のものを組んで長期で返済してゆくのにそれは可能かという疑問も出ます。
一般に無謀な返済計画はすべきではないと言われています。しかし業者の中には前述のように頭金なしで返済は月々家賃並みのお金で行けますと謳われているものが見られます。果たしてその真意はどこにあるのか疑問でもあると思ってしまいます。大きなリスクをとるのは間違いないところと思われます。健全なありかたは頭金は2割用意し、返済額は年収の5倍ということが言われています。これは2割支払っているのである理由で売ろうとする場合にも残金を支払ってしまう可能性は高くなります。また賃貸に出したとしても月々の家賃収入がローンの返済額を上回る可能性が高くなります。新築の場合と中古の場合、物件の相場や土地価格の相場により変動する場合はあっても、ローンについてはシミュレーションすることでわかって来ます。