一戸建てを購入するデメリット(佐賀県/納棺師/60歳/女性)

私は佐賀県に住む60歳の納棺師です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


人が生きていくために欠かせないもの、それは「衣・食・住」である。そのうち、購入に至るまでの時間が最もかかるもの、人生を大きく左右するといっても過言ではないもの、それが「住」である、と言えよう。また、「衣」及び「食」については、人生のうち数知れず購入の機会があるだろうが、「住」に関してはそうはいかない。価格帯からしてそれは歴然であろう。「住」と言ってもいろいろな手段があり、まず購入か賃貸かでわかれる。さらに、一戸建てかマンションかでわかれる。人は自身のライフプランやその時の状況、家族構成や年齢を考慮してそのいずれかを決める。また、一度決めた「住」を、人生のステージが移ったり収入が増減したりすることによってかえたりもする。以下ではそのうち一戸建てに住む大きなデメリットについて一つ記載したいと思う。


大きなデメリット、それは「ごみ問題」であろう。最近のマンションに設置されているごみ置き場はそのほとんどが24時間捨て放題、燃やすごみと燃えないゴミ、缶、ペットボトル、そしてビンくらいの分別をして置いておけば、管理人によって収集のタイミングで外に出され完了。さらにタワーマンションに至っては、各フロアごとにごみ置き場が設置されているという。これにディスポーザーでも設置されていようものなら、ごみに関する悩みはマンション生活に関してはほぼゼロに近いのでは、と思う。一方、一戸建てはそうはいかない。収集日を守り、その日までは家から出せない。分別もうるさく、場合によっては「ご近所さん」に注意される始末(筆者経験あり)。ただ、自身が神経質になるよう心がけ、それが習慣化すればなんてことはない問題なのかもしれない。それよりも、「一城の主」となれる優越感を得られるのは、何物にもかえがたいものなのかもしれない。