私は山梨県に住む63歳の編曲家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建てを購入するなら中古が良いと言う理由の一つ目に、イニシャルコストが抑えられることが挙げられます。一般的に、建物の価値は10年も経過すると、価値が半減し、20年以上経過するとゼロになってしまいます。つまり20年以上経過した建物を購入する場合、実質土地代だけで購入することが出来るのです。住宅取得のコストを抑えることが出来れば、その分家族での旅行や、子育てのための貯金にまわすことが可能です。住宅取得費用の支払いは、ローンを組んで返済していく方が大半だと思いますが、ローンを組むことが出来る(審査に通る)ということと、家計に無理なく返済していくことができるということはイコールではありません。現在では無理なく返済できる額と思っていたとしても、将来に勤務先の倒産や、転職、妻の出産による離職(休職)等により収入が減り、返済が苦しくなる可能性も十分にあるのです。
イニシャルコストを抑えるということはそういったリスク回避に繋がります。中古住宅特有の問題点もあります。欠陥がないか、リフォーム費用がかかるか、あと何年住むことができるのかという3点が主に挙げられます。良い物件かどうかを見極めることが大切ですが、専門的知識が必要となるので、一般の購入者には難しいところがあります。そこで、費用がかかったとしても住宅診断(専門的知識を持つホームインスペクターに建物の状態を調べてもらうこと)を行うことがおすすめです。住宅は一度購入するとなかなか買い替えをすることが難しい大きな買い物です。だからこそ、住宅診断を行い、良い中古物件を、イニシャルコストを抑えて購入することが出来れば、家計に無理のない範囲で住宅を手に入れることが出来るのです。