一戸建てを購入した後の固定資産税について(和歌山県/調教師/69歳/男性)

僕は和歌山県に住む69歳の調教師です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建ての家を購入後、ローンの支払い以外に忘れてはならないのが固定資産税です。市町村が定めた「土地」と「家屋」に関する固定資産税評価額に税率をかけて計算された金額が記された納税通知書が4月ごろ送られてきます。これは家を所持している以上、毎年必ず支払わなければなりません。但し、住宅用地に新築住宅を建てた場合は、新築後3年間は建物部分に対して税金の軽減措置があります。また、固定資産税評価額は3年ごとに見直されます。建物は年々古くなる一方なのでそれらを考慮して建物の評価額は下がってきます。但し、周辺のインフラ整備などに伴い土地に関する評価額が上がった場合は、固定資産税の金額も高くなることがあります。


固定資産税を安くするためには、二世帯住宅を建ているという方法があります。二世帯住宅を区分登記すれば、軽減措置が受けられ、税金を半額にすることができるのです。但し、区分登記するためには、完全分離型の二世帯住宅にしなければなりません。完全分離型には左右分離型と上下分離型に分けられますが、どちらにも玄関や台所があり、それぞれ独立した形で生活できるようになっていいなければなりません。また、同じものを二つずつ作ることになるので施工費用がかかります。ただ、完全分離型の方が同居する家族同士の生活習慣などを気にせず生活することができるというメリットがあります。二世帯住宅にすることは、税金の面だけでなく、支払を世帯ごとで分割して負担することもできるので、世帯間のトラブルさえ起きなければ非常に有効な手段と言えます。