僕は兵庫県に住む54歳のカスタマエンジニアです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建てを買うのに必要な年収はいくらでしょうか。もちろん、いくらの一戸建てを買うかによってどれくらい必要かは変わってきます。ただ、一戸建てを買う場合、通常、住宅ローンを組んで買われる人が多いと思います。その際、月々の住宅費の返済を月収のどれくらいの割合までなら無理なく支払っていけるのでしょうか。その目安として何割が一般的かという点も重要です。1990年頃のバブルの頃には、都心の住宅が高くなって、一般のサラリーマンでは買えなくなったという論調がありました。その頃、政府や多くのマスコミがとりあげた言い方が、「年収の5倍論」でした。住宅の価格が年収の5倍におさまっていないと、住宅が買えないというのです。
この割合がどこから来たかは、諸説ありますが、年収の25%(四分の一)を住宅費にあてれば、約20年で完済するというものです。たとえば、年収1000万円の人であれば、その5倍の5000万円の家が上限ということになりますが、毎年の支払いが25%の250万円で、20回支払えば、5000万円になります。これはもちろん、金利負担を考えていませんが、給与の増加やボーナス月などの返済により負担が可能ということなのかもしれません。この割合を月収に置き換えて考えますと、月々の住宅費の支払いは、月収の25%までで抑えることが一般論的には無理のない返済が可能になることになります。たとえば、月収36万円のご家庭でしたら、住宅費9万円で返済計画を立てることができるのが望ましいことになるのです。