僕は愛媛県に住む75歳の通訳案内士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建てを自由建築で新築するときには、ありとあらゆることを考える必要があります。設計を決めて建築した後では、変更することが出来ません。高価な買い物だけに、考えが足りずに後悔するのは避けたいところです。考えなくてはいけない一つの点は、ベランダです。どのような設計のベランダが、使い勝手がいいのでしょうか。ベランダの用途を考えることから始めるとスムーズです。家庭によっては、ベランダで洗濯物を干します。お布団をベランダに干す習慣の家もあります。この場合、理想的なのは横に幅のあるベランダです。奥行きよりも幅を優先した方がいいのはなぜでしょうか。布団を一度にたくさん干すには、横幅がたっぷりと必要だからです。
また奥行きを短くしすぎるのも問題です。洗濯物を二列に干すことが出来ないと、干す場所が足りなくなることがあるからです。洗濯物を干した時に、ベランダ側の窓に近すぎるのも問題です。風が吹くと、洗濯物が窓にあたるからです。また、布団を干すときにはベランダの壁をまたぐようにして干します。その際に、布団が風で飛ばされないように、押さえる必要があります。壁が分厚すぎると、布団干し用の洗濯ばさみを使うことが難しいです。それで、その厚みを考慮するか壁の一番上に手すりを付けることが必要です。そうすれば、布団の固定が容易です。またベランダには、適度な傾斜を設けると吹き込んだ雨が排水されるので、いつのまにか泥水がたまって汚れるという事態を避けられます。