僕は北海道に住む56歳の獣医師です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
新築の一戸建ての建築に入る前には、施工業者に見積書を出してもらう必要があります。見積書とは、工事にかかる施工費の他、設計費、材料費などの想定されるあらゆる費用の内訳が書かれた資料のことです。契約書には、工事の大体の総額しか記載されていませんが、見積書にはその詳細が書かれているのです。契約書に書かれた総額だけで契約を決めてしまうと、後から追加で費用がかかることもあるため、トラブルの元となってしまいます。こういったトラブルを防ぐ意味でも、建築前にはきちんとした見積書を提示してもらう必要があります。初めから詳細な見積書を作成してくれる業者もありますが、中にはこちらから申請しないと作成してもらえない場合もあるため、注意しておくことが大事です。
より詳細で正確な見積書を提示してもらうためには、希望する一戸建てについての話し合いを何度も重ねることが必要になります。特に、実際に建築に入る前の段階で、何度も繰り返し話し合いをすることが大事です。その過程で、どのような建築様式がいいのかとか、どのような建材を使用したいのかということを明らかにすることができるため、業者側にとっても見積書の作成が行いやすくなるのです。見積書の結果を見て高額過ぎるようであれば、内訳の詳細を見ながら整理することもできます。細かく見積もりを出してもらえば、その分だけ取捨選択がしやすくなります。予算の範囲内で無理なく理想の家を建ててもらうためにも、見積書の作成と確認は大事な作業になります。