一戸建ては防犯対策が重要(宮城県/聖職者/73歳/女性)

私は宮城県に住む73歳の聖職者です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションなどの集合住宅よりも一戸建てでは防犯に気を付けなければならないという意見があるのには、理由があります。例えば、ワンルームなど手狭なマンションの場合、廊下側に玄関ドアがあって、反対側に窓がひとつあるだけということも珍しくありません。これに対して一戸建てには様々な方向に複数の窓があるのが普通です。住居内への不審者の侵入経路として最も多いのが窓など玄関以外の入り口なのです。窓が多いというのは、明るくて良いですし風通しにも優れているのですが、その反面しっかりとした防犯対策を講じておく必要があるのです。一方で、窓が多くて侵入の入り口となる場所が多くても、戸建てには戸建ての強みもあります。それが、近所の人たちとのつながりです。


マンションなどの集合住宅の場合、特に賃貸物件では住人の入れ替わりが激しく近所付き合いが希薄な傾向にあります。この点、戸建ての場合、ひとつの建築物に一人または数人の住人が住んでいるため、周囲から見て建物と住人が結びつきやすいという特徴があります。このため、特に日頃から近所付き合いをしている場合、周囲の住人が犯罪を防ぐ目となります。どこから見られているか分からないような状態は、不審者にとって活動しにくい環境なのです。そうした一戸建てならではの特徴を活かしつつ、それぞれの窓に防犯対策を施す努力をしなければなりません。窓ガラスに防犯フィルムを貼ったり、補助錠を取り付けて侵入しにくい環境をつくるのです。窓ガラス中央部のつまみの周囲に防犯フィルムを貼るだけでも侵入は困難になります。