一戸建ては維持費を考えてローンを組むこと(神奈川県/左官/39歳/男性)

僕は神奈川県に住む39歳の左官です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建て住宅を購入する時は、購入後の維持費を考えておく必要があります。子供がいる家庭の場合は、将来の教育費も計算にいれてローンの返済をシミュレーションしておくべきです。一般的に幼稚園から大学までを公立に通うとして、1000万円が必要となります。すべて私立に通うと、倍以上の2500万円が必要です。大学で理系や医学系を選ぶとなると、それだけで2000万円ぐらいはかかってしまいます。住宅ローンは35年という長期返済になるので、子供が進学する時期などと重なってしまうとかなりの負担になってしまいます。その辺もシミュレーションして、なるべくボーナス払いを使わないようにした方が安心です。基本的には毎月のローンを支払いながら、教育費も積み立てられるようにすべきです。


一戸建ての維持費はマンションに比べると、駐車場代や管理費や修繕積立金が必要ないので気が楽です。しかも強制ではないので、屋根や外壁の塗装などはある程度の期間を我慢すれば、維持費の支出を調整できます。ただし塗り替え工事をするとなると150万円ぐらいはかかるので、事前に準備しておく必要があります。またガス給湯器などは10年が寿命なので、交換費用として40万円ぐらいはかかります。その他にも、庭が広い場合は植栽の手入れなども費用がかかります。台風や風雨などで建物に被害が及ぶケースもあります。それら諸々の事態を想定して、マンションのように修繕積立金を自分でコツコツと準備しておくことが必要です。維持費の負担は大変ですが、我が家を長持ちさせるためには必要な資金ですので、お金を惜しまないできちんと対応することが大切です。