僕は岐阜県に住む38歳の経営コンサルタントです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建て住宅やマンションなど不動産を手に入れた場合は必ず固定資産税を支払わなければいけません。賃貸住宅に住んでいた人にはなじみが無い税金ですが、不動産を所有している場合は土地と建物それぞれについて税金を支払わなければいけないのです。固定資産税の税額は総務省が定める固定資産評価基準によりますが、一般的にこの評価額の目安は土地は時価の60%から70%、建物は建築費の50%から70%と言われています。具体的な税額はこの評価額に税率をかけたものになりますが、年月を経過するに従って税額は減少することになります。これは建物は年月がたてばたつほど劣化するものですので、そのぶん価値が減少することからきています。
ではこの固定資産税は、マンションと一戸建て住宅ではどちらのほうがお得なのでしょうか。結論からいえば一戸建て住宅のほうが固定資産税の面ではお得です。全てにあてはまるわけではありませんが、日本の一戸住宅の多くは木造住宅です。それに対してマンションは基本的に鉄筋コンクリートで建てられています。このことはもちろん、マンションのほうが構造としてはしっかりしていることを表しているのですが、そのぶん建物の評価額が高くなってしまうことになり、結果として固定資産税の税額も高くなってしまうのです。したがってマンションと一戸建て住宅の価格が同程度の場合、単純に税金の支払額で比較すれば一戸建て住宅に軍配が上がることになります。