一戸建ての頭金について(三重県/ゼネラルマネージャー/56歳/女性)

私は三重県に住む56歳のゼネラルマネージャーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建ての頭金を多く用意できれば用意できるほどその後のローンなどの支払いが楽にはなります。ただし、購入後の生活ができなくなるようなローンの組み方ではなく、ある程度できれば2,3か月程度の生活資金は残したうえで、ローンを組むのが理想的です。借りるローン額が少なければ少ないほど、その後の返済は楽になるので、まずはこの頭金相当額と多少の生活費を貯めたうえで、不動産を購入するのが望ましいと言えます。生活費のみならず税金の問題もあります。不動産取得税と呼ばれる都道府県から取得した時だけ課税される税金があります。これは一定の条件を満たしていれば大幅に減額してもらえる可能性もあるので、課税されてきたときにしっかりと税金の担当者に相談することが大切です。


一戸建ての場合で問題になるのが相続税です。ただし、節税の方法もあり、不動産の場合はやや面倒なのですが、毎年少しずつ贈与しておいて、将来相続するもの自体を少なくしてやることで、多額の税金が発生しやすい相続税を安く抑えることができます。その方法は、贈与税の毎年の非課税枠と呼ばれるものを利用する方法です。1年間に贈与で受け取る金銭や相応の額が110万円以下であれば、贈与税は課税されません。これを非課税枠と言いますが、この非課税枠を利用して不動産の持ち分を分けて、110万以下の相当の価値分を贈与していくというやり方です。最初の手続きが面倒ですが、いったんやり方がわかれば2年目以降については少しずつ同じように贈与していくだけなので、慣れば楽です。