一戸建ての防犯対策について(長野県/郵便配達/56歳/女性)

私は長野県に住む56歳の郵便配達です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建てを狙った窃盗などの犯罪は、いつの時代も無くなることがありません。マンションやアパートなどの賃貸の場合は、勝手な防犯対策が禁止されている所もありますが、一戸建てならば自分の判断で、自由に防犯が出来ます。しかし、いざとなると、どんな防犯対策をしたらよいのか悩む方も少なくないはずです。まずは想像力を働かせて、自分の家の欠点を考えてみることが大切です。例えば、犯罪の対象になる家はどんな家か、どんな場所を好むのか、侵入に選ぶ場所はどこなのか、どんな手口で侵入するのか、また、留守にする際には、どんな点に気を付ければ良いのかなど、いくつもの具体的な傾向を挙げ、それをヒントに対策をすることをおすすめします。


侵入の手口で最も多いのが、換気のために、窓やドアを開けたままにしておく無施錠の出入り口です。ほんの数分の外出だからとか、ちょっと裏庭へ水やりに、と言った油断から生まれる、ほんのわずかな時間を狙って侵入をします。他にも、人目に付きにくい掃出し窓や腰高窓・浴室やトイレなどの小さな高窓が狙われやすい場所です。これらの窓を、焼いたり叩くなどして割って、鍵を開けて侵入するガラス破りと言われる手口が使われます。まず簡単に出来ることは、玄関ドアに補助錠を付けること、窓は割られにくいガラスに変えること、死角になる場所には重点的にトラップを仕掛けること、侵入の足掛かりになるようなものを撤去すること、防犯ブザーを取り付けることなどが挙げられます。