一戸建ての防犯対策、街全体で心がけを(岩手県/宝飾デザイナー/37歳/男性)

僕は岩手県に住む37歳の宝飾デザイナーです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建て住宅を対象にした侵入盗の中でも最も発生件数が多いのが「空き巣」です。これらは複数犯で、バールなどを使用して玄関ドア・窓枠などを破壊して侵入されることが多く、施錠だけでは防ぎきれなくなっています。そのため施錠プラスワンの一歩進んだ防犯対策が必要となっています。ガラスやドア等、建物部品を破壊しての侵入を防ぐためCP建物部品や補助錠を設置するなど建物部品を強化することが必要です。また夕方から夜にかけての時間帯に電気がついていない家が留守とわかるために狙われやすいと言われています。不在を犯人に悟られないよう、夕方以降の不在・外出時は電灯をつけたままにするなど、日頃の心がけを再確認してみる必要があります。


防犯の4つの原則として「時間・光・音・地域の目」が提唱されています。この4原則に基づく対策を組み合わせることでより大きな防犯効果が得られます。犯罪を行おうとしている者に犯罪を「やりにくい」「やめよう」と思わせる工夫をした建物や住環境を設計・導入していくことが大切です。時間・・・前述したような侵入までに時間のかかる建物部品を備える光・・・センサーライト、門灯など家の周りをできるだけ明るく整備する音・・・警報器、防犯砂利で周囲に侵入を知らせる地域の目・・・住民同士の連携、不審者への声掛けを積極的に行う以上のようなことに気をつけ、個人だけでなく近所や地域ぐるみ、街全体で防犯を心がけていくことが必要です。