一戸建ての防犯は施錠がポイント(島根県/指圧師/69歳/男性)

僕は島根県に住む69歳の指圧師です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建ての家への侵入手口の約3割は、鍵がかかっていないドアや窓からの侵入です。鍵のかけ忘れをしないように徹底的に意識するだけでも防犯に繋がります。一戸建ての場合は、部屋数が多いため窓を開けたまま施錠を忘れてしまうことが少なくありません。1階で家族揃って食事をしている時に、窓を開けたままの2階から侵入されることもあります。また、2階で洗濯物を干している間に1階の窓から侵入されることもあるので、部屋に誰もいなくなる時は窓を閉めて鍵をかけることを心掛けるようにし、1階の高窓や2階の窓のそばに足場になるような物を置かないようにします。ごみ箱や物置、自転車の他、エアコンの室外機や雨どいも足場に利用されてしまいます。雨どいには防犯カバーをかけると安心です。


一戸建てを狙う泥棒の約6割が窓ガラスを割って侵入しています。住宅用の窓ガラスは、ドライバーなどで簡単に割れる為です。防犯ガラスが効果的ですが、手軽に取り入れられる対策として防犯フィルムがあります。ガラスを割られてもフィルムは破れにくいため、泥棒が割れた窓から手を入れて鍵を開けるのを防ぐことができます。ガラスの飛散防止効果もあるので、地震などの災害対策にもなります。一戸建てのトイレや浴室は、外から目が届きにくい場所にあるため狙われやすいので小さな窓も油断せずしっかり閉めることが大事です。大切なことは泥棒が入りにくい環境にすることです。「防犯システム作動中」や「猛犬注意」などのステッカーを1枚貼るだけでも効果があります。また、庭に音が出やすい砂利を敷き詰める方法もあります。