私は沖縄県に住む72歳の救急隊員です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建ての防犯対策は、家を建てる時に防犯を考えたつくりにするという事がまず挙げられますが、ちょっとした工夫や隣近所との繋がりも大変効果があります。さらにもちろん警備会社に加入する事もひとつの手ですが、実はほんの些細な事でも、泥棒に入り辛いなという気持ちを抱かせる事が出来ます。つまり泥棒に嫌がられる一戸建てにすれば良いのです。玄関の鍵を二つ付けるとか、窓を2重ロックにするとか、面格子にする、防犯ガラスにする、ブラインドシャッターを取り付けるなど建物の構造自体を防犯を考えた作りにすることはもちろん効果的です。とにかく建物に侵入するのに時間がかかる事を泥棒は嫌がります。一説によれば、侵入に5分以上かかると、泥棒は侵入を諦めるといいます。
センサーライトをつけて侵入者があれば自動点灯させたり、ドアホンを鮮明なものにして訪問者の顔をよく確認するというように、電気機器による防御も効果的です。ご自分で出来る工夫としては、玉砂利を敷く、庭の樹木が生い茂っていたら枝をところどころ伐採してある程度道から見えるようにしておく、番犬を飼うなどです。でも実は、一番効果的なのが、ご近所の方々との連携だったりするのです。町内で防犯の見回りをしている街には、泥棒は近づき辛いといいます。それだけではなく、ただじろじろ見られたりとか声をかけられたりというだけで、諦める率がぐんと上がるというのです。長期外出時の隣近所への声かけや、不審者や不審車両の情報交換など、一見ほんのちょっとした事が、家を守る事に繋がるのです。