私は長野県に住む21歳のインテリアデザイナーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建ての購入年齢は人それぞれだと思いますが、私の場合は子供たちがかなり成長してからでした。年齢で言うと50代の前半位でしょうか。かなり遅かったのですが、これには理由がありました。実はこれまで住んでいた家も持ち家で、全て親から譲り受けたものだったので、家賃などが一切かからなかったのです。僅かばかりの固定資産税だけで済んだので、その分貯金を増やすことができました。いずれはここを売却してどこか自然が豊かな場所に新たに一戸建てを建設するつもりだったので、その時のために積立を行っていたのです。子供たちが就職や進学で家を出ることになったのを機に具体的な場所を選定して建築を始めました。夫婦二人のスペースでいいので規模の小さな家です。
そういった訳で、ローンの心配もありませんでした。これまでの貯金が十分に貯まっていたし一戸建てそのものの価格も安かったので、ほとんど一括で購入することができたのです。若い内に働いて定年までにローンを完済するのが一般的な一戸建ての購入モデルだと思います。若い内に譲り受けた前の家を売却するなり建て替えるなどして新築の家を手に入れることだって可能でした。それでもその選択をしなかったのは、老後こそ新築の家で暮らしたかったからです。若い内に家を建ててしまえば家も同時に年老いていくので、老後に古い家に住むことになってしまいます。それが侘しいような気がしたので、購入を50代に入るまで待っていたのです。ゆくゆくは子供たちに引き継がせたとしても比較的新しい物件なので、喜んでもらえるのではないかと考えています。