一戸建ての購入年齢に適齢期はあるのか(群馬県/陸上自衛官/53歳/女性)

私は群馬県に住む53歳の陸上自衛官です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


あこがれのマイホーム。住宅を購入するタイミングは誰しもが悩むところです。最近では、結婚適齢期が変わってきているように、住宅購入のタイミングも様々です。頭金などの資金やローン返済、家族計画などを踏まえつつ、住宅購入に適した年齢は何歳ぐらいなのか考えていきましょう。平成21年の住宅金融支援機構の調査によると、民間の住宅ローン利用者の割合は20代が約16%、30代が約60%、40代が約19%となっています。また、フラット35利用者の割合も20代が約13%、30代が約49%、40代が約23%といずれも30代が大半を占めているようです。ではなぜ、30代の割合が多いのでしょうか。30代が住宅を購入する理由を見ていきましょう。


結婚して子供が誕生し家族構成が決まり、また、仕事や収入も安定し人生設計も固まってくるのが30代の方が多いようです。また、住宅購入、ましてや一戸建ての場合にはより多くの資金を用意しておく必要があります。準備期間として30代までに貯蓄を増やすことができます。住宅ローンに関しても、金融機関により異なりますが、最長借入期間は35年のところが多く、フラット35のように完済年齢が80歳となっているところもあり、逆算すると40代前半まであれば大丈夫と言えますが、それで安心していてはいけません。より年齢の高い借入では年金暮らしになっても住宅ローンの支払いが続くことになり、日々の生活を考えると厳しいものがあります。せっせと働いて定年までに完済できような現役世代の30代が住宅の購入年齢に適していると言えるのではないでしょうか。