僕は沖縄県に住む68歳の鑑定人です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建て住宅を持つ事は、一般庶民の夢でもありますが、金額が金額なだけにそう簡単には購入できないものです。しかしそれが新築のものであればともかく、いわゆる中古物件であった場合は、十分に交渉の余地が存在します。つまり具体的に言いますと、当該物件の「購入年齢」によって、その価格を値引き交渉するという事です。実際にはなかなか行われてはいないようですが、本来中古の物はそうやって交渉をして価格を決めるのが普通なのです。関東では比較的、提示された価格で了承するという形式になっていますが、関西では不動産に限らず、こまごまとした生活用品さえも、値引き交渉が行われたりしているものです。それが不動産のような金額の大きいものならば、なおさらその価値はあると言えます。
では「購入年齢」を交渉に入れるという事は、どういう事でしょうか。これはすぐに想像がつくとは思いますが、つまり当該物件の「築年数」が大きければ大きいほど、値引きの要因になるという事です。この辺りは「不動産鑑定士」のような基礎知識があれば好ましいのですが、そういったものがないとしても、実際に家屋を調べて、損傷があればその度合い、老朽化している部分があればその程度等を確認すれば、十分に交渉の材料にはなります。基本中古物件を販売している業者は、そういった部分は考慮した上で金額を設定していると言うでしょうが、その差し引き価格が適正なものかどうかはわかりませんので、正式に「不動産鑑定士」に依頼するとでも言えば、価格割引に応じる可能性は、十分にあるでしょう。