一戸建ての購入には維持費も考えておくこと(富山県/森林コンサルタント/47歳/女性)

私は富山県に住む47歳の森林コンサルタントです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


憧れの一戸建て住宅ですが、実際に購入してみると維持費がかなりかかることに気付きます。住宅を購入する時には事前にどのくらいの維持費がかかるのかを計算することが必要です。それによって購入する住宅の値段や、ローンの目途をつけてください。具体的にかかる維持費としては、固定資産税があります。これは土地の評価額によって金額が変わるので、経済状況が良くなって土地の値段が上がると固定資産税も上がってきます。建物の大きさと土地によって違いますが、最低でも年間に10万円はかかると覚悟してください。その他には火災保険の保険料が必要になります。住宅ローンを組む場合には火災保険の加入が条件となる場合が多いので、知っておいて下さい。


一部の金融機関では火災保険がセットになった住宅ローンもありますから、そのような金融機関を選ぶのも選択肢の一つです。また強制ではありませんが、地震保険に入る方も最近は増えています。マンションの場合は毎月修繕費を積み立てておくのですが、一戸建ての場合も修繕費用は外せません。マンションのような集合住宅とは違うので、修繕する場合は個人の判断によりますが、屋根の塗装の塗り替えや外壁の補修などは5年ごとの検査、10年ごとの修繕補修が必要になります。せっかくのマイホームを長持ちさせるには必須です。その他にもガス給湯設備や台所の水回り、トイレの故障などが考えられますから、そのたびに補修や買い替えが必要になります。一戸建てを所有する喜びの中には、修繕補修していくことも含まれており、その中から家に対する愛着も生まれるのです。