一戸建ての購入と固定資産税について(大阪府/通訳/71歳/男性)

僕は大阪府に住む71歳の通訳です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建てを購入する場合、購入する際の取得価格、固定資産取得税のほかに毎年かかる税金が発生します。これが固定資産税です。固定資産税は土地、建物が課税の対象となっており、毎年4月中旬から5月に納税通知書が送られてきて、そこに記載の金額を一括、もしくは年4回の分納により支払うことになります。納税額の計算の方法ですが、総務大臣が定めた固定資産評価基準に基づいて固定資産評価額を市町村長が決定し、これをもとに算定することになっています。一般的に、評価額は実勢価格の70%程度が目安とされています。固定資産税の計算は土地であれば、固定資産評価額×1.4%×1/6、建物であれば固定資産評価額×1.4%で行います。


一戸建てを新築した場合、その構造により一定の期間において固定資産税の減額措置を受けることができます。3階建て以上の耐火・準耐火構造住宅の場合は新築後5年間、その他の一般住宅の場合は新築後3年間減額措置を受けることができます。また、建物に関しては時の経過とともに減耗していきますので、減価償却計算を行うため再構築価格の20%を下限として徐々に評価額が下がり、税額も減っていくことになります。固定資産税がかかる土地や建物の評価は毎年行われるものではなく、原則として3年ごとに見直しが行われるため、3年間は評価額が据え置かれます。ただし、地価の下落の局面においては納税者の不利になるため、市町村長の判断により年度が変わるごとに時点修正を行うことができます。一戸建てを購入する際には、ランニング費用となる税金についても知っておく必要があります。