僕は徳島県に住む72歳のグラウンドキーパーです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
平成26年4月から消費税が8%に上がりましたが、消費税が上がる前にマイホームを購入しようという人の駆け込み需要で、一戸建ての購入件数も一時的にはかなり増加しました。このように消費税が上がる前や今後の金利上昇の予測から、一戸建てなどのマイホームの購入は今が買い時だと思っている人も少なくありません。確かにそれも一理ありますが、消費税が上がった後は駆け込み需要の反動からか一戸建てやマンションなどの不動産購入の需要が減少してきています。不動産購入の需要が減少すると、自然に供給が需要を上回りますので在庫一掃の必要性から不動産価格が下がる可能性が出てきます。そうなると消費税が上がる前の需要が増加している時に比べて価格が下がり、中には消費税の上乗せ分を含んでもなお下回るような低価格になる可能性も出てきます。
住宅価格はこのように需要と供給の変動により価格も変動してきます。ただ金利上昇前にマイホームを購入することは、毎月のローン返済額のことをよく考えた賢い方法です。しかし金利上昇前に購入するのが良いというのは、きちんとしたマイホーム購入の計画を立てていればの話です。購入を慌てるあまりに頭金を充分に準備できていなかったり、毎月のローン返済の支払いのほかにも固定資産税や火災保険料などの維持費の支払いがあることを理解していなかったりすると、住宅ローンの返済に困ることになります。最悪の場合にはせっかく手に入れたマイホームを手放してしまわないといけないことにもなりかねません。さらに一戸建ての場合にはマンションに比べると土地の分も固定資産税がかかりますので、結構な納付額になることも頭に入れておく必要があります。買い時とは住宅を購入する人が、しっかりと準備ができている時が本当の買い時といえるのです。