一戸建ての耐用年数を延ばす為の工夫(鳥取県/ケースワーカー/72歳/女性)

私は鳥取県に住む72歳のケースワーカーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


新築で一戸建てを購入したとしても、その耐用年数は数十年と限られています。ましてや中古の物件ともなれば、その耐用年数は更に短いものとなるでしょう。しかし、住む人の心がけ次第でその年数を延ばすことは可能であると言います。大事なのは、こまめな手入れと定期的な点検です。五年程前に築二十年の中古物件を購入したのですが、毎日丁寧に取り扱って一年に一回のメンテナンスを欠かさないようにしています。おかげで通常であれば寿命に近い物件を綺麗なままで使い続けることができています。家の寿命を何年と決めつけずに大事にしながら暮らしていけば、いくらでも寿命は長くなるのではないかと思っています。これは私の実体験から感じていることです。


もちろん、この先ずっとこの家に住み続けるためには大掛かりな補修工事やリフォームが必要になってくると思います。そのための維持費を準備するために、毎月きちんと積立を行っています。どうしてここまで一つの家にこだわるのかというと、一つは周辺環境と建物自体の間取りが気に入っているということもありますが、もう一つは国内で空家がどんどん増えているという現状を少しでも改善したいという思いがあるからです。一つの家に大事に住み続けて、知恵と工夫でその耐用年数を増やすことにより、そういった問題も解消できるのではないかと思っています。これから一戸建てを購入するという人は、こういった耐用年数のことについても考えておかなければならないと思います。