一戸建ての耐用年数について(青森県/不動産鑑定士/36歳/女性)

私は青森県に住む36歳の不動産鑑定士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建ての耐用年数は法律で22年と定められています。この22年というのは木造物件に限られていることで、マンションでは47年、鉄骨造では34年となっています。基本的には銀行の融資は22年までとしていますが、これは不動産投資の場合に限られたことです。住宅ローンでは一戸建てを35年ローンとして見ていますので耐用年数以上の年数として換算されますので安心してお金を借りることができます。木の対応年数は100年以上持つのですが、手入れと良い木材を使っているかにもあります。都心の方で建てている物件よりも地方の方で建てている物件の方が良い木を使っているため骨組みがしっかりしています。見分けるためには太い木を使っているかどうかを確認すると分かりやすいです。


物件の耐用年数以外に見ておくべき年数もあります。外壁関係・内壁・雨漏り・設備などです。外壁関係については10年に1度色の塗り替えや清掃が必要となります。内壁については20年に1度補修工事を行うこと。雨漏りについては改善にはお金がかかります。雨の日にきちんとした場所を的確に直さなければ同じように雨漏りしてしまうんです。実際には外側と内側の両方を修理する必要があるため結構な手間となります。設備については20年に一度取り替えるとやりやすいです。特に水を使う場所になります。洗面所、台所、風呂などといった場所になります。その時のブームとして取り入れていますが、鉄部分は何ともありません。しかし、鉄の中にあるゴムなどはへたってきますので、突然壊れてしまいます。これの手直しが必要となります。何事にも耐用年数以外にも見るところはいくらでもあります。