一戸建ての耐用年数とは(広島県/酪農家/41歳/女性)

私は広島県に住む41歳の酪農家です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建ての耐用年数は30年くらいと言われていますが、実際の耐用年数とは現在壊されている住宅の平均寿命です。壊していない住宅は数に含まれていないため、あまり参考になる数値ではありません。また、今現在壊されている住宅は30年前に建てられたものであり、現在の技術や品質基準とは全く違います。現在の住宅の方が品質が悪いという意見もありますが、柱や梁などの構造体については、雨漏りによる湿気などの対策をしっかり行っていれば50年以上持つと考えられます。しかし、内装などは安っぽく流行などもあるためリフォームなどを行って修繕する必要がある。そのため、構造体に問題がない場合でも住宅を壊す場合もあるため耐用年数=住宅の寿命という訳ではありません。


それらのことを踏まえて考えると、新築で一戸建てを購入した場合、30年以上かけてローンを返済し、返済が終了した時点でリフォームするか立て直すかそれともそのまま何もしないと選択することになります。多くの場合、30年もすれば家族構成も変わっており、子供が家を出て家族の人数が減る場合や子供と2世帯で生活することで人数が増えたりする場合があります。前者の場合はそのまま何もしないで生活するか内装だけリフォームするなどあまりお金をかけないように考えますが、後者の場合は大掛かりなリフォームや建て直しを検討すると考えられます。後者の場合が多い場合は実際はまだ住宅は使えても壊してしまうため耐用年数が30年くらいになってしまうと考えられます。