私は静岡県に住む59歳の塗師です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
マンションを購入した場合には、管理費と修繕積立金の金額が決められており、その使途も管理組合で決定しますので、居住者の自由にはなりません。その点で、一戸建ての維持費は自分で管理して、自由に使えます。一戸建て住宅の場合にも建物は経年劣化がありますので、一定の年数が経てばメンテナンスが必要になります。一般的には10年に一度は壁面や屋根などの大規模な修繕が必要になると言われています。これを怠ると建物の耐久性に大きな影響が出ることも想定されますので、重要なメンテナンスです。この時には百万円単位の資金が必要になりますので、維持費として計画的に積み立てている人が少なくありません。一度にまとまった支出になるからです。
この資金をどのように使うかは、一戸建ての場合には所有者の自由です。実際に複数のリフォーム会社から見積もりを取ってみると、金額が倍も異なることがあります。建物のメンテナンスの費用は、例えば外壁の塗装における塗装剤の品質だけを比較しても、大幅な違いがあって、素人には明確な区別がつかない場合もあります。大手の業者には安心感がある反面で、価格は高くなってしまう傾向にあります。地元の中小企業で評判の良い業者を選択する方法もあります。マンションと違って、これを決定できるのは所有者の特権です。誰にも遠慮する必要はありませんので、価格と品質で納得できる業者を自由に選定すれば良いのです。全てが自己責任で完結します。