私は新潟県に住む22歳の歯科技工士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建て購入時に見落としがちなのが、修繕コストや固定資産税、浄化槽の点検費用などの維持費についてです。物件価格に含まれていないこれらの費用は、しっかりと毎月の家計から予定を立てて貯めていくようにしましょう。一戸建てにするかマンションにするかの物件購入で悩むと、「マンションには修理積立費や管理費があるけれど、戸建てにはない」と気づいて、戸建て購入に踏み切る方もいます。しかし、一戸建てには修繕積立金は、必要ないのでしょうか。その質問の答えは、「ノー」です。一戸建てにも、修繕の費用は必要です。マンションだと決まった金額を毎月徴収されるので、その方がむしろいいかもしれません。戸建ての場合、修繕費としてきちんと家計の中に組み込んで考えるようにしましょう。
実際にいくらくらいかかるのかをご説明します。トイレや洗面所などの水回りは配管が劣化してきます。畳も傷んできます。交換や改装など経費が発生します。どんな建物でも年月とともに、いろいろな場所が劣化してきて、設備も故障します。最初の保証期間内であれば無償で修理してもらえますが、後はすべて有償です。いくらぐらい必要かの目安は、10年目で100万円、30年目だと500万円と考えていてください。家の大きさや住む地域の気候などにより違いはでますが、「維持費は結構かかるもの」だと認識してください。毎月徴収される修繕費と違って、ご自分で「今年は家計を考えて来年にしよう」「次のボーナスを修繕費に充てよう」などと、ある程度融通がきくところが、一戸建てのメリットです。