僕は滋賀県に住む28歳の活動弁士です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建ても維持費として修繕費用は必要です。マンションの共用部は、みんなで所有しているため、その修繕に備えて予め毎月一定金額を積み立てているのです。共用部のない一戸建てにも修繕は、もちろん必要です。むしろ毎月決まった金額を徴収される訳ではないですから、ご自身がしっかりと家計の中に組み込んでおいたほうがいいものです。例えば畳の表替えや屋根の修繕、トイレ・浴槽など設備の交換や改装など様々な経費がかかります。庭の芝生や草木の植え替えまで含めると、実に様々なお金がかかります。どんな建物も年月がたてば劣化します。設備も必ず故障します。いくらぐらい必要かというと、ざっと、10年目で100万ぐらいです。30年目だと、500万程度かかるかもしれません。とはいえマンションの修繕積立金とは異なり、自身で各々の修繕経費のタイミングは判断する自由があります。
あらかじめ家計簿の欄に修繕積立金の欄を作って貯蓄して、上記の出費に備えておくことは、固定資産税の支払い対策としても有効です。マンションを購入したつもりで、毎月貯蓄することはベストです。しかし実際に一戸建ての住宅ローンを組んで生活をすると、毎月2~3万は、かなり大きな貯蓄金額です。住宅ローン以外に一定額を修繕費用として貯蓄するのは、かなり難易度が高いと思います。そこでもし世帯主にボーナス収入があれば、ボーナス時での修繕を考えることをお勧めします。そのタイミングで家のメンテナンスに投資をするかを、海外旅行などと一緒に検討してはいかがでしょう。この方法だと「30年後に500万かけて大規模修繕」といったことは、なかなか予定が組めないのが欠点ですが、「そろそろお風呂を改装しようか」「玄関周りの塀を設置したい」といったことについては、何回かのボーナスタイミングで検討する機会を持つことができます。