一戸建ての維持費って。(滋賀県/観光コンサルタント/55歳/女性)

私は滋賀県に住む55歳の観光コンサルタントです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建てかマンションか新居の物件を探しているとマンションには修繕積立金や管理費があるけど一戸建てにはないということに気づく方がおられます。では一戸建てには維持費や修繕積立金は必要ないのでしょうか。もちろん一戸建てにも維持費や修繕のための資金は必要です。マンションの共有部分はみんなで共有しているため修繕に備えて毎月に一定額を積み立てているものです。しかし、共有部分のない一戸建てにももちろん必要です。毎月徴収されるわけではないですから、自分でしっかりとためることが必要です。畳の表代えや屋根の修繕トイレ・浴槽などの設備の交換や修繕などさまざまな経費がかかります。庭の手入れや草木の植え替えなどを含めると実にさまざまな経費です。


いくら必要かというとざっと見て10年目で100万円です。30年目だと500万程度かかるかも知れません。家の大きさや機構によりさまざまですが結構かかるものです。建物価格の1%を毎月貯金しましょうという目安もあります。とはいえマンションの修繕積立金とは異なり自分自身で時期を決められるという利点もあります。今年はちょっと家計が大変だから、修理は来年にしようとかの融通がききます。毎月積み立てる住宅ローン以外に月2~3万円程度が必要になります。あらかじめ家計簿の欄に維持費・修繕積立の項目を作って貯蓄していくことをおすすめします。固定資産税の支払いの対策にも有効です。雨漏りなどの急を要する修繕以外は、先送りにしがちですが資産価値を維持するためには大切です。