一戸建ての築年数とリフォーム(秋田県/心理療法士/72歳/女性)

私は秋田県に住む72歳の心理療法士です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建て住宅の良さは、自分でお金のかけどころや、かける時期を決めることが出来る点です。一般的に、築年数が10年程度から細かなリフォーム(水回り関係が顕著)が必要になります。そして50年位たつと、かなり大がかりなリフォームや建て直しが必要となるケースが多いのです。しかし、今の話はあくまで一般論です。重要な事は、個人がどのような価値観を持って家という資産を扱うかなのです。水回り一つ変えるとしても、どの程度の範囲を変えるか、そのグレードをどの程度にするかはその人次第なのです。その点については、マンションの場合だと一斉に工事が行われる場合が多く、お金がないなりに苦しい出費を余儀なくされてしまうものなのです。


また一戸建ての良さは、家の回りに対してもあります。マンションのような物件では、共用部と呼ばれる部分を、共益費というものを支払う事で、住民同士で協力して修繕していきます。しかし、この共益費は築年数が高くなれば増えてしまう傾向にあります。また、30年程度たったマンションには大規模修繕というイベントが待っています。この時、今まで集めたお金が足りない場合には、一気に数十万円の出費が降って湧く事も考えられるのです。もしそこで適切な修繕が行われない場合には、将来的にそのマンションの資産価値も下がる可能性が高いです。その点、一戸建て住宅は本人や家族が景観に拘らない限り、最低限の修繕を行えばよいですし、もし売却をするとなっても、更地にしやすいため売りやすいのです。つまり一戸建ては築年数によって出るコストが抑えられるという事です。