一戸建ての築年数、何年まで許容できるか(山口県/ランドスケープコンサルタント/23歳/男性)

僕は山口県に住む23歳のランドスケープコンサルタントです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


景気が少しずつ上向いてきたということで、中古で一戸建ての住居を購入しようとする人も多いのではないでしょうか。住居を購入する際に気になるのは、費用もそうですが中古の場合ではやはり築年数に注目したいところです。中古で何年もたっている住居の場合、設備や建物そのものが劣化していることもあるので、築年数が住居選びの目安となるのは当然だといえます。しかし、築10年、20年を超えているから、それは建物が劣化していて住めたものではないのかと言えば、そうではありません。中古の一戸建てでも、メンテナンスがしっかりとされている住居は、新築にも劣らないほど状態が良い物件も存在しています。中古だ、新築だと、先入観に惑わされず、良い物件選びを心がけたいものです。


さて、では良い中古の物件選びはどうすればよいかというと、普段視界に入らない部分のメンテナンスまで、きちんとされているかが重要になってきます。お風呂場や台所などの水場は特に汚れやすく人目にもつきやすいため、売却時にはほとんどの場合が手入れをしています。そのため、水場がきれいになっているからと安心するのでは不十分です。では、どこを見るようにするかというと、軒下や屋根など、日ごろ生活していては視界に入らない場所を、意識して見て回ることです。人目につかない部分、見えにくい部分というのは、部品や材料を安いもの粗悪なものを使用するなど手を抜きやすいといった特徴もあるからです。もちろん、材料や工事がきちんとされているかも重要ですが、清掃までしっかりされていればその分、壁や柱などの劣化が少ないとも考えられます。