一戸建ての管理に必要となる維持費について(京都府/幼稚園教員/74歳/男性)

僕は京都府に住む74歳の幼稚園教員です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


マンションを購入すると、月々のローンの他に修繕積立金や管理費を支払うことになります。対して、一戸建ての場合にはそういった費用はかかりません。しかし、一戸建てだからといって補修が不要という訳ではないのです。災害などで家に重大な破損が生じた場合はもちろんのこと、日常生活の中で経年劣化していく様々な部分を定期的に補修する必要があるのです。そのための費用を準備しておくためにも、一戸建ての購入直後から維持費の積立をしておくことが大事です。いくら位の費用を準備すれば良いのかあらかじめ試算するために、敷地内で管理が必要となる部分を書き出して、事前にシュミレーションをしておきます。そうすることで、積立目標を立てることができます。


では、具体的にどのような場所で維持費を必要とするのでしょうか。その一例を挙げると、室外であれば屋根の修繕・外壁の塗り替え・植木の剪定・芝生の管理などとなります。室内であれば、壁紙の張り替え・フローリングの修善・畳の表替え・トイレや浴槽などの設備の交換などが挙げられます。その範囲も種類も多岐に渡るため、維持費としてはかなりの費用がかかることになります。維持費の貯蓄の目安として、建物の価格の1%にあたる金額を毎年貯蓄することが大事だと言われています。具体的な金額で言うと、10年で100万円と言われています。かなりまとまった額にはなりますが、すぐに必要となるお金ではないため、ボーナスなどの臨時収入があった際にまとめて貯蓄するという方法もあります。