一戸建ての環境重視の選び方(山形県/ファンドレイザー/36歳/女性)

私は山形県に住む36歳のファンドレイザーです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建て住宅を購入する場合に何を優先して住宅を探すかは個人の価値観の問題であり、一概には言えません。しかし、一般的に住環境を重視した選び方をする人は多いようです。駅に近い、高速道路の入口に近いなどの交通の便も重要ではありますが、静かな落ち着いた住環境も重要です。その観点での選び方では、一戸建て住宅が建っている場所の土地計画法上の用途地域は最低限でも確認しなければなりません。土地には工業、商業、住居などの用途が決められています。住宅が建築されている場所は、少なくとも住居として利用できることは間違いありませんが、商業や工業にも利用できる場合には、自宅の近隣に商業施設や工場などが建築される可能性もあります。


一戸建て住宅は周辺まで用途制限を確認した方が良いです。住宅のある場所は工場は立てられない用途地域であったが、道路を挟んだ向かい側は工場が建設できる用途地域であって、居住してすぐに騒音の出る工場が建設されたというようなことになっては大変です。環境重視の選び方をするのであれば、用途地域に加えて、公園や緑地の有無を確認することも必要です。また、幹線道路から遠くない場所の場合には、深夜の静かな時間帯の道路の騒音がどの程度聞こえるかというようなことも確認したいものです。なお、第一種低層住居専用地域の場合には、建築できる建物が住居に限られている上に、高層マンションなども建築できませんので、日当たりの点でも安心です。