一戸建ての探し方で重要なこと(茨城県/労働基準監督官/23歳/男性)

僕は茨城県に住む23歳の労働基準監督官です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建ての探し方で重要なことの一つに道路の拡張計画や土地の再開発計画の確認があります。バスが通る道路から一本入った閑静な住宅地に一戸建てを購入したところ、バス道路の拡張計画があって、道路に面した家屋が立ち退きをして、幹線道路が出来上がった結果、自宅の前が交通量の多い道路になってしまったということがあります。道路の拡張計画などは、土地の買収もありますので、計画から実現までに何年もかかりますし、場合によっては何十年もかかることもあります。そのような計画があれば、行政施設で確認ができますし、その場所の行政機関のホームページなどでも見ることができます。一戸建てを購入する時点で何も計画がなければ、当面は大丈夫です。


また、多くの地主が土地を提供することによって、地域全体を再開発する計画が立案されていることもあります。これも、計画から実施までには長期間がかかります。道路の拡張計画と同様に行政機関で計画の有無は確認できます。駅に近い閑静な住宅地だと思って一戸建て住宅を購入したところ、数年後に駅前が大規模に再開発されて、商業施設などで賑やかになってしまったということもあります。駅前が再開発されて地域が発展することは、望ましいことでもありますが、居住環境としては必ずしも良くなるとは限りません。静かな住宅街の方が良いという人も少なくありません。一戸建ての探し方としては、不動産業者の説明を聞くのみならず、その土地の行政機関で周辺の開発計画などを確認することも重要です。