一戸建ての後悔しない間取り(鹿児島県/再開発コンサルタント/39歳/女性)

私は鹿児島県に住む39歳の再開発コンサルタントです。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建ては、建て売りでない場合は平面図を見ながら頭の中で立体にしつつ組み立てていくのですが、実際に完成した時に想像より使い勝手が悪そうに感じることがあるかもしれません。それは、人が移動する廊下の幅をよくイメージできていなかったことでも、起こりうることなのです。部屋の広さはもちろん大事ですが、生活の中で一番移動手段に使うのは廊下です。狭い廊下になると、暮らし勝手が予想以上に悪くなりますね。最初の平面図では部屋の間取りに劣らず、廊下の幅をしっかりおさえていくことを御勧めします。生活用品を移動させるにも、廊下は大きな要でありますから、その次に部屋をどれだけ広めに取れるかですね。一番家族が集う所が広めにあると暮らしやすいと思われます。


子供専用の部屋は、そんなに間取りが広くとらなくても、家族全員が共同で使う場所の方がウエイトは大きい気がしますので、共同の所から間取りを決めていかれてはどうですか。あと、急な階段・狭い階段も非常に窮屈で家具の入れ替えも困難なのであります。幅が広くて登り降りしやすい身体に優しい階段を作りたいですね。家族には、どの階のどの部屋に入ってもらうのかで、十分な話し合いも必要です。夜遅くまで起きて作業するのなら、家族に気兼ねなく使える場所の部屋を譲ってもらい、子供達は小さめのお部屋でも、自分の個室ですので大満足でしょう。一度生活を始めてみて、どうしてもチェンジした方がよいと思えるのなら、そこでまた、部屋の変更について相談して進めて行くことが自然に沿っていると思います。