一戸建ての建築に頭金が必要ないケースも(東京都/技術者/53歳/女性)

私は東京都に住む53歳の技術者です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建てを建築する場合には、費用の2割の頭金が必要とされていました。しかし、現在では住宅価格などの9割から10割までの融資を行う住宅ローン商品も多く登場しており、少ない自己資金で一戸建てを建築することも可能です。住宅ローンの活用可能な金額を除けば、自身で用意する必要があります。これを自己資金といいます。自己資金のための資金は、建築費用等を住宅ローン、で差し引いた額から導かれる頭金ともろもろの諸費用の合計から予測できます。昔は、住宅ローンの限度額は、住宅価格のおよそ8割が通常だったので、頭金はおよそ2割必要としていました。しかも新築の一戸建てにおいては、住宅価格の2%から4%の諸費用が必要でした。


また中古住宅で仲介手数料がかかるケースでは、住宅価格の5%から7%くらいの諸費用を必要だったので、用意する資金が住宅価格のおよそ3割なければ、一戸建てに住むことは困難でした。現在でも、そのような資金基準が理想とはいえますが、最近は少額の頭金であっても、借り入れができる住宅ローンや銀行などの金融機関が多くなっています。また民間の住宅ローンにおいては、諸費用も組み入れて、借り入れをサポートしてくれる金融機関もあります。そのため、ほとんど自己資金を必要とせずに一戸建てを建築できるケースもあるのです。ただし有り得ない資金計画によって、建築するのは回避するべきですが、住宅価格における頭金の比率が軽減されたことで、機会が増えたことは確かです。