僕は秋田県に住む69歳の照明技師です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建ての価格は、世帯収入によって大きな違いがあります。年収が400万円未満であれば、3000万円未満で購入する割合が高くなっています。年収400万円以上600万円未満は3000万円から5000万円の割合がぐっと増え、それ以上の年収となると5000万円以上の住宅を購入する世帯は約3割にも及びます。平成22年度の厚生労働省の調査によると、世帯年収の中央値は438万円です。この数字から、日本のほとんどの世帯にとって5000万円以上の住宅は、夢のまた夢であることがわかります。多くの世帯は3000万円前後の住宅が、現実的であるといえます。それでは3000万円前後の価格で、どれほどの住宅が建てられるのでしょうか。
まず場所ですが、1000万円程度の土地を探すことになります。1000万円の土地だと、比較的田舎の土地になります。関東でいえば東京都内で探すことは難しく、その他の県で、しかも街から離れた場所になります。残りの2000万円以下で家を建てるとなると、大手の建設業者での注文住宅ではなく、中小企業のローコスト住宅となるでしょう。大手の建設業者は、資材なども一流のものを使っていますが、ブランド力で住宅を売り出している面もあります。低価格を重視するなら、地元の中小の建設業者をあたる必要があります。安いからといって必ずしも粗悪な造りになっているわけではなく、しっかりと検討すれば安く良い住宅を建てることができます。