一戸建ての固定資産税を知ろう(福井県/ナレーター/34歳/男性)

僕は福井県に住む34歳のナレーターです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


固定資産税は、土地と建物に対してその土地の市町村が土地と建物の所有者に対して課税する税金のことです。一戸建ての場合は土地と建物両方にかかります。土地の固定資産税に関しては法務省により、固定資産評価基準というものに定められています。国でこのくらい、というのを決められています。固定資産評価額の目安として、時価の60%~70%といわれています。時価とは、時価公示価格という、国土交通省から毎年発表される1月1日時点の地価で、国土交通省のホームページから見ることができます。建物に関しては建築費の50%~70%といわれています。これで、おおまかではありますが、税金の額がわかります。納めるのは市町村ですが、税額を決めているのは国なんですね。


固定資産税にかかる土地や建物の評価は毎年ではありません。原則としては、3年ごとに評価の見直しが行われています。なので、固定資産税の評価額は一度決まると基本的には3年そのままの税額となりますが、地価表示価格は毎年行われていますので、1年で変わります。その際、地価の下落した状態での税額据え置きは、納税者にとっては税金を多く支払うことになります。そういった場合、市町村長の判断で、修正できるようになっています。国が税額を決めているので、税額をあげることはできないですが、下げることは市町村で可能なんですね。建物に関しては、時間の経過により消耗していくので、再建築価格の20%を下限として、評価額が下がり、税額も減ることになります。長い時間がたてば、固定資産税がかかってくるのは土地だけになるんですね。