一戸建ての固定資産税を知り家計の参考に(福島県/校長/74歳/女性)

私は福島県に住む74歳の校長です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


一戸建てを購入した人は、年に一度固定資産税を支払います。固定資産税とは、市町村が土地や建物などの所有者に対して課税する税金のことです。土地の価値や建物の価値で税額が変わってきます。土地や建物の評価は毎年行っているわけではなく、原則として3年ごとに見直しされるので、よほど地価が下落しない限り税額は3年間据え置きになります。土地は減価償却しないので所有する限り払いますが、建物は減価償却するので、減価償却期間が終わると建物の部分に対しての税金は払わなくてもすむようになります。例えば木造一戸建てを購入した場合、減価償却期間は約24年なのでこの期間が過ぎれば建物部分の固定資産税を払わなくてもいいのです。


これが3階建て以上で耐火構造のマンションを購入した場合、減価償却期間が約48年になるため、固定資産税がなかなか減りません。マンションも一戸建てよりは少ない額ですが、土地を購入しているので税金がかかります。住む場所や建物にもよりますが、固定資産税は一戸建てのほうがお得だと思います。マンションは他にも管理費や修繕積立金、駐車場代なども払うので、将来的に支払う額がかなりかかります。一戸建ては24年経てば建て替えなきゃいけないかというとそうでもなく、家の手入れをこまめにしていれば30年、40年と住み続けることができるので、家にかけるお金を抑えることができます。家にかかるお金を把握して、家計の参考にしましょう。