一戸建ての固定資産税を知っておきましょう(愛媛県/武道家/25歳/男性)

僕は愛媛県に住む25歳の武道家です。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。


固定資産税とは、土地と家屋に対してその所在する市町村が、その土地と家屋の所有者に対して、課税する税金のことです。あまり馴染みのないその課税のしくみと、実際にいくらかかるかの目安について、ご説明します。一戸建てを所有している間、固定資産の税金は建物と土地のそれぞれに課税されます。いずれも住宅用地なので、税金が軽減される特例が設けられています。土地の固定資産税の評価額は、(固定資産税路線価×面積)×1/6または1/3です。200㎡までは1/6に軽減され、200㎡以上は1/3に軽減されます。また建物は、固定資産税評価額×税率×1/2です。建て替えの場合には、前後の住宅の所有者が同じであることなどの諸条件を満たせば、住宅用地の特例が受けられます。


市町村などが定める固定資産の税金ですが、税額を決定する手続きや方法は、総務省による「固定資産評価基準」に定められています。固定資産の税評価額の目安としては、土地は時価の60%から70%、建物は建築費の50%から70%と言われています。固定資産の税金がかかる土地や家屋の評価は、毎年行われているわけではありません。原則として、3年ごとに評価の見直しが行われます。したがって、固定資産の税評価額は3年間据え置かれますが、地価の下落局面での据え置きは納税者の不利となるため、市町村長の判断により、固定資産税評価単価を年度が変わるごとに時点修正することができます。また、家屋は時の経過により減耗(減価償却)しますので、再建築価格の20%を下限として、徐々に評価額が下がり、税額も減っていくことになります。