私は青森県に住む63歳の医療事務員です。私のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建てを建築する上において大きな特徴は、間取り計画を考える場合に、購入者の意見が反映されやすい点にあります。マンションでは、各部屋に購入者の要望を持たせたくても、上下階との関連性が存在するため、玄関から風呂などの水廻り、ベランダの位置が初めから決められているなど、自然と制約があります。一方で、一戸建ての場合は、それぞれが独立しているため、違った考えを持った住宅造りができるのです。建築方法に関しても、プレハブ工法や在来工法などバリエーションが豊富です。その計画に合ったものを採り入れる選択肢があります。それゆえ、1つの団地で100戸の分譲があれば、100通りの計画が品揃えされていることも多いのです。
子供たちがのびのびと育つ住宅プランとして、個室の独立性よりも、家族みんなが共有できるパブリックスペースに重点を設定した間取りがあります。1階にリビング、2階にファミリールームを造ることで、ファミリールームの天井に、採光や通風のための窓が設け、太陽の光が部屋を明るくそそぎます。このファミリールームの考えは、子供たちにとっての共有空間ともいえます。兄弟のように、各々年齢の異なる友達が一緒に遊べます。そこへ大人たちが自然に入っていけます。違った年齢の子供たちによる遊びの減少や、親と子供の隔絶などがいわれる現代ですが、このような間取りのもとでは、普通に感じられる点が、工夫されたプランのポイントといえます