僕は秋田県に住む64歳のスタント・パーソンです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
一戸建て住宅の分譲においては、マンションの分譲とは違って、モデルルームがない場合が多いです。したがって、売買契約を締結して、手付金を支払っても、実際に建物の仕様など実物を見たわけではなく、図面や模型を頼りに完成の姿をイメージしているだけの場合が多いのです。内覧会は初めて内部をしっかりと自分の目で確認する場ですので、極めて重要です。最終代金を支払う前ですので、注文すべきことは遠慮なく言うべきですし、それが可能な場が内覧会なのです。販売業者の案内で室内を見るわけですが、じっくり時間をかけて確認する必要があります。不都合や不具合があったり、汚れやキズがあれば、その場で対応を要請しなければなりません。
最終代金を支払って、引き渡しを受けてからでも不具合があれば対応してもらえるものもありますし、実際に住んでみないと分からないこともあります。しかし、汚れやキズの類は、引渡し前からあったと主張しても、認めてもらえない可能性もありますので、内覧会で十分にチェックしておく必要があります。ただし、過剰に神経質になる必要はありません。居住すれば細かい汚れやキズは自然にできるものです。虫眼鏡で隅々まで観察するようなことは意味がありません。重要なことは大きな瑕疵がないことを確認することです。そして、気になる点はその場で質問し、指摘をすることです。遠慮して言わなかったために後悔するようなことは避けたいものです。