僕は秋田県に住む57歳のソムリエです。僕のコメントが、少しでもあなたのマイホーム購入のお役に立てれば嬉しいです。
内覧会とは施主検査とも言われ、完成した建物を引き渡される前に買主である施主が検査する機会のことです。契約した図面通りに建てられており、窓やドアの開閉などに問題がないかどうかの確認を行います。ここで問題点があれば補修をしてもらい、後日その補修が行われ改善されたかを確認します。この二度目の確認を再内覧会や確認会と言います。内覧会は買主が納得するまで行うことが出来ます。素人だけが確認をしてもわからない部分もありますので、専門家に中立的な立場として立ち会ってもらう依頼が増えてきています。依頼する目安として、建築のプロの資格所有者は安心して任せられるため、建築士や不動産鑑定士、宅地建物取引主任者などが適任です。
一戸建ての内覧会ならば、一戸建ての図面を書いて現場の職人さんを指導する設計管理の経験を持った方が望ましいです。専門家が立ち会うメリットは、売り主側に誤魔化されず、素人が気付きにくい点を指摘してもらえ、専門家が居ることで売り主側が素直に対応することです。このことから立ち会ってもらうことに意味はありますが、必ずしも同行をする必要はありません。自分たちだけで対応し、その後に不安材料が発生したら確認をしてもらう方法でも可能です。一戸建てであれば、主要構造部分のチェックをすることが出来るので、床や壁の傾きを調査し構造上の異常がないかどうか、床下や屋根裏では柱や梁など重要な部分を直接確認することができます。